仮面ライダーゴーストの感想

久々に仮面ライダーの事を書きます。
最終回を迎えた、仮面ライダーゴースト。
1年通じて、サブキャラは「役に立てないのではないか」と言った葛藤や、敵側とのやりとりも進展があって楽しめたのですが、話の核心に近いキャラほどドラマも心理描写も大雑把で、
見ていて実に……困惑させられたシリーズでした(笑)

ゴーストは前半、とかくタケルが自分の身に起きていることに対して疑問を持った時に、キーマンが「お前は知らなくていい」「そんな事を気にしている場合でないだろう」とか言い出して、煙に巻き、タケルが充分に真実を知っていい立ち位置に立ったかと思えば、「既に予想を上回っていて分からない。だがお前なら大丈夫だ」とか言い出して丸投げするとか、もう、前人未到の展開だと思いますよ・・・。

一方で、登場人物は悪役も含めて好きになる事が多かったですね。
アカリや御成はそれぞれの立場、キャラ設定を活かしてたと思いますし(常軌を逸したアカリの科学力は目を瞑るとしてw)。

登場人物の個々の良好な描写と、全体的なドラマの??な展開のアンバランスさに首をひねる事が多かったシリーズですが、
Twitterで流れてきたような話では、「横槍や制限が多かった」とかで、そういう事もあるのかな、という気もしますが、
それじゃあ、「スタッフの力量や作風でこうなった」んじゃなくて、「横槍や制限でこうならざるを得ない体制にあるから、こうなった」のであれば、今後、自分の期待するような作品は出にくいのかなーとか思ってしまいます。

まぁ、スタッフでもない方からのRTで流れてきた内容を元に話をするのも何ですが。

SHTは子供のためにあるのだから、子供受けするものを作りさえすれば良いというのは尤もな話ですが、
子供に喜んでもらう要素を用意しつつも、後ろで見ている親世代に感心させる・・・といった事を目指した番組が好ましく思います。
それは何も高尚な事をやってほしいという事ではなく、毎週同じ言動を繰り返したり、逆に前回聞いたことを忘れたような言動(これはゴーストではあまりなかったと思いますが)は避けて欲しいといった程度の事ではあるのですけども。

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