『映画 プリキュアドリームスターズ!』ネタバレ無し感想

見てきました。

監督、キャラクターデザインにさんを起用し、CGを大幅導入した上で、参加作品を3作品に絞り、プリキュア春映画の、正にAll Brand Newというべき作品だと思います。

一新されて頭身バランスがやや変わったキャラクターデザインや、CGに馴染めないという向きもあるかもしれませんが、映画ならではの工夫も随所にあり、全体的なクオリティも高いため、劇場での鑑賞をおすすめしたいですね。
最近はプリキュア映画のレイトショーが皆無なのは残念なところです。

S☆S推しとしては今後、ブルームやイーグレットが画面上に出る事はあるんだろうか・・・と思いつつも、それ以上に戦隊やウルトラマンの映画のように参加作品を絞った上で物語性を強めたクロスオーバー作品にして欲しいと思っていたので期待していました。

CGパートに弱点が無いでもないですが、映画オリジナルキャラの“さくら”が夕日を背景に駆け抜ける美麗なシーンや、さくらが様々な場所に顔を出す例のシーンなど、単に“CG導入”というだけでない、秀逸な構図や、アイディアが盛り込まれていました。

また、それに呼応するかのように高いクオリティで描かれる手書きパートも見どころです。監督によれば、

 

との事なんですが、魔法使いプリキュア勢が登場した場所や、リコがホウキに乗っていた時の描写も関係あるんですかねぇ。

あと、バトルも割りとドタバタした感じで、これまでオールスターズ映画にあったような、「お互いの特性をや属性を活かしたコンビネーション」は抑えられていた用に思います。複数人で同時攻撃していても、イメージカラー等に特に一貫性がないような。
これも、各作品の時間軸に則したキャラ造形なのかもしれないですね。
または、プリキュアは戦闘のプロフェッショナルという訳では無いから、無我夢中で戦っているような感じでいい、という判断とか。

作品的にはキッズ向けの宿命である短い上映時間と、プリキュアならではのテーマ性に縛りがある面も否めませんが、総じて、プリキュア・オールスターズDX1と、当時の監督に通じる、爆発的とも言える熱量を感じた今作でした。

キッズ向けを第一義にとしているでしょうから、有り得ないでしょうけど、4DXや、音響を劇場版ガールズ&パンツァーぐらいに調整した上でのULTIRAで鑑賞したいです。今作はULTIRAに凄く合うと思うな~。

カテゴリー: アニメ・特撮感想 タグ: , , , , パーマリンク

コメントを残す